毎日が「ツイッター新聞」創刊
2010-05-08


「毎日新聞が,ツイッター新聞創刊」
という記事が朝日新聞に出ていた。 
それによれば,
「ニュース価値を新聞社が判断することをやめ,
同社のニュースサイト『毎日jp』でアクセスの
多かったニュースや関連記事を1面や社会面の
トップで扱う」とのこと。
ようするに,
「読者がニュースだと感じたニュースを報じる」新聞が
現れるということらしい。
もちろん,ここで注目されるのは
「ニュース価値を新聞社が判断することをやめ」
るというくだりである。
ちなみに,こうした言い方をしているのは朝日だけのようだ。
言い換えれば,
毎日新聞のこの試みについて,
新聞社としての価値判断を入れて報じたのは朝日新聞だけ
と思われる。
毎日新聞としては,リアルペーパーに興味をもたない
若者をなんとかふりむかせたい一心での窮余の策らしいが,
ここまでやるか,の感は確かに否めない。
「ジャーナリズム」のプライドなどはどこへやら。
地上波テレビの番組が,
目もあてられないほど酷いことになった
のも「視聴率」という名の「アクセス」優先の結果であった。
それが今度は「新聞」へ,というわけである。
もっとも,
実質的には“体制にへつらい”,”大衆に阿る”傾向は
とうにあったというべきかもしれない。
「大新聞」の紙面づくりが,まるでケインズの“美人投票”
となってきたのであり,それに一層拍車がかかったと思えば
よいのかもしれない。
創刊される新聞紙名は「Mainichi RT」。
RTは,Twitterの「Re Tweet」(リツイート)からの
発想と「Real Time」「Read Tomorrow」「Reliable Text」などの
意味もこめたとのこと。
意味をこめたタームには「Rare Tactics」もあるという。
笑わせてくれるのである。
だって“窮余の策”と読めなくもないのだから・・Ach!




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